
PROVENCE REPORT (PRVNC RPRT)は、現代のファッション、批評、アート、音楽、文学、写真などを紹介するアート&カルチャーマガジンです。出版物は本来の意味でのリサーチに基づいており、可能な限り、特定の分野の専門家を選んでインタビューしたり、文章によるレポートを発表しています。PROVENCE REPORTはアーティストのTobias Kasparと美術史家のHannes Loichingerによって2018年に創刊され年に2回発行されています。2009年から2017年まで8年間続いた『PROVENCE』の続編にあたります。
PROVENCE REPORT 2018/19年秋冬号のテーマは「art in the service of ...」です。雑誌の中でSilvia Simoncelliは次のような問いを投げかけています。芸術作品の価値はどう決めるべきか?そしてどんな価値があるのか?
今号ではアーティストが何かのために、あるいは誰かのために、アーティストの実践や技術を作品に生かす状況を研究しています。その背景には複合的コンテンツ産業による生活の中へのアートの誤った昇華、もしくはその反対側にある、すべてのアートとアートワーカーの自己否定といった事を引き起こす芸術分野の説明や示唆があります。前者はある種の文化産業の買収、後者は左翼の政治的実践として起草されています。逆説的に言えば、どちらもアートの世界の終焉をもたらすものです。
この非常に不安定な批判の時代に、サービスへの新たな関心は、アートの相対的な自律性についてどのようにコメントするのでしょうか。内容のない思考が空虚であるように、一次研究が本号の基礎となり、可能な限り現場での実践者による会話やレポートを選んでいます。
Contributions by
Anke Dye
Edgars Gluhovs
Dominique Gonzalez-Foerster and Philip Pilekjær
Raphael Gygax
Nina Hollensteiner with Nadine Fraczkowski
Tobias Kaspar
Inka Meißner
Karl Holmqvist and Rirkrit Tiravanija
Inga Lāce and Katerina Gregos
Matthew Linde
Adam Linder and Hannes Loichinger
llya Lipkin and Marc Asekhame
Tobi Maier and Jac Leirner
Emanuele Marcuccio
Isabel Mehl and Lynne Tillman
Inka Meißner and LaKela Brown
Julia Moritz
Shahryar Nashat and Anne Dressen
Miss Needle
Cecilie Norgaard and Karsten Pflum
Silvia Simoncelli
Hisachika Takahashi by Yuki Okumura
https://provence.st/