1999年にノルウェーのトロンハイムで創刊され、2001年からドイツのベルリンを拠点に活動しているFUKT magazineは、現代ドローイングのための雑誌です。広告なしで、ビジュアルを重視した美しいデザインで、興味深いアーティストのインタビューや魅力的な著者によるエッセイも随時掲載されています。デザインやテーマは毎号変わっています。
ます。FUKTとはノルウェー語とスウェーデン語で「湿った」という意味です。
2017年に発行された第16号では、エロティックな現代のドローイングに焦点を当て、23人の作品を紹介します。Martin Skauen(マーティン・スカウエン)のユーモラスで露骨な漫画からBettina Krieg(ベティナ・クリーグ)の抽象的な線画まで、様々な技法や表現を幅広く紹介しています。Ulli Lust(ウリ・ラスト)のベルリンのフェティッシュ・クラブでのコミック・ルポルタージュや、Audrey Jones(オードリー・ジョーンズ)がアプリ「Tinder」で知り合った男性とのテキストメッセージの対話を描いたドローイングなど、多かれ少なかれ自己体験的なものもある。Paul Davis(ポール・デイヴィス)のドローイングでは、性器は消去され、あるべき場所に空洞があるだけです。
セックスのイメージは、非道なもの、露骨なもの、単に不気味なものへと簡単に変化してしまいますが、本書はそうした可能性をすべて回避し、様々なスタイルのドローイングが行為、思考、態度、不安などを描き出し、従来の印刷物に見られるポルノ的なものとは全く異なる内容になっています。
Contributors :
Alphachanneling
Audrey Jones
Aurel Schmidt
Bettina Krieg
Bjarne Melgaard
David Shrigley
Frances Waite
Fredster
Gagan Singh
Keith Haring
Marit Victoria Wulff Andreassen
Marlene Dumas
Martin Skauen
Max Kisman
Minzo King
Moussa Kone
Mrzyk/Moriceau
Patrick Angus
Paul Davis
Steingrim Veum
Stewart Helm
Tommy Olsson
Tracey Emin
Ulli Lust
Editor : Björn Hegardt
Design : Ariane Spanier
ISBN: 978-3-95763-399-6
16,5 cm x 23 cm
230 pages, full color.
https://www.fuktmagazine.com/#/fukt-16/
https://magculture.com/blogs/journal/fukt-16