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NXS#5 Virtual Vertigoは、現実におけるデジタルの拡張とその暗く見えずらい脆い部分が自己にもたらす課題を考察しています。日々のデジタルとの調和された相互作用は、人間の知覚をますます相対的なものにしています。友人にそっくりなアバターとの関わり合い、FaceTimeのビデオチャットは注意力訂正機能を適用し、バーチャルアシスタントとの不気味な電話での会話は、文字通り私たちの感覚を欺くことになるのです。本書では、コンピュータとコミュニケーションする事がどのような感情的効果が現実に生じるのか?本物そっくりな体験から物理的な現実世界に戻った時、我々の行動にはどのような影響があるのか?バーチャルとリアルのどちらの倫理的支柱を高く保つべきか?そして、現実の構造に対する理解を、操作処理に抵抗する方法を見出す新しい形として回復する事が出来るか?という疑問を探求しています。
NXSはデジタル時代において進化し続ける自己の本質を追跡したいという衝動から生まれた共同研究プロジェクトであり、それ自体が変幻自在のアートワールドです。ネクサスを意味するNXSは、没入型展示、パフォーマンス、レクチャー、実験的教育コンテンツ制作などのクロスメディア・プラットフォームやイベントとリンクした包括的な定期出版物として展開しています。
寄稿者の多様なネットワークは、それぞれが先行する投稿に反応し、大きなコンセプトを文字やビジュアルアートワークを通じて具体的な断片へと整理されていきます。この実験的なアプローチは、親しみやすいと同時に、深い感動をもたらします。個人の物語とデジタルの官能性の体験がオープンに対話され、漠然とした理論や合理性を超えた新しい物語が構築されるのです。相互に接続されおり非線形であり脳内に最終目標が無い為たゆまぬ好奇心を持つNXSは、自己の認識という曲がりくねった水流の中をサイバー空間として歩み続けるのです。
NXS #5: Virtual Vertigo
Size: 38x15 cm
Pages: 60
With contributions by:
Manuel Arturo Abreu (DO)
Giusy Amoroso (IT)
Galit Ariel (IL)
Ash Baccus-Clark (US)
Cibelle Cavalli Bastos (BR)
BEA1991 (NL)
Karolien Buurman (NL)
Amber Case (US)
Harriet Davey (UK)
Daphne Dragona (DE/GR)
Mat Dryhurst (UK)
Friederike Hantel (DE)
Holly Herndon (US)
Bailey Keogh (US)
Baptiste Kucharski (FR)
Kim Laughton (UK)
Sean Mahoney (UK)
Shawn Maximo (CA/US)
Florian Mecklenburg (DE)
Katja Novitskova (EE)
Omega.C (DE)
Fr. Bertie Pearson (US)
Douglas Rushkoff (US)
Tamar Shafrir (IL)
Dan Stout (US)
Miro Tiebe (DE)
Belinda Zhawi (ZW)
https://nxs.world/virtual-vertigo
https://nxsworld.bigcartel.com/product/nxs-issue-5-virtual-vertigo