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Terremoto Issue 15

1,980円

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Terremotoは、メキシコシティとアメリカ大陸周辺の現代美術に特化したコミュニケーションプラットフォームで、メキシコとアメリカの国境から中南米とカリブ海までの南部に特化しています。 動きの中にある身体の複雑さを考えるとき、何事も当然と考えることは出来ません。生身の体によるパフォーマンス、アクション・アート、ライブ・アートの広大な分野では、動作の芸術的探求を通じて存在は具現化され、その存在は「今、ここ」の瞬間的な同時性の中で展開されます。一言で言えば、動きこそ存在なのです。今日、具現化することは、実践と共存の複数の宇宙に一致する行為です。この宇宙は共同体の構成と一致する一方で、行為そのものの可能性を問うことを余儀なくされます。 この号の編集作業は、あるパラダイムから始められました。それは、世紀を超えた考察であり、あまりにも強力な言葉であるため、それ自身を包み込み、同時代性の中に自らの霊性を隠してしまうというものです。スピノザの「身体は何ができるか」という問いは、形と身体を主題とする芸術的実践において、今なお核となりえます。今号では、生身の身体に潜む不透明さから、それを破壊する可能性へと向かう対話と相関点を提示しています。今号のテーマ「the Gunpowder Body / 火薬の体」とは、発明する力の影響と私たちが当然思っている事の限界の拡張を意味しています。 近代は、知識が支配とコントロールの形態として現れる科学の基礎から、身体を脱領土化し、脱性愛化するようになりました。とはいえ、生命との相関関係、充足と差異との間のこのシナリオにおいては、"権力は(デカルト的な)知識ではない "のです。だからこそ私たちは、レトリックの問題を超えて、詩学と言語の戯れに身を置き、共通のものの可能性としてのジェスチャーの拡張的な力について語るのです。 複数の地域からなるアメリカという地理に、著者らは矛盾を抱えながら生きています。社会文化的な領域では、多くの独裁政権によって壊され、多くの開発プロジェクトによって絡め取られた社会の糸を再構築する戦略として、身体的・意味的な参加によって個人が貫かれてきました。この号の共同制作者に影響を与える時間と空間の内的状況について語るとき、課された制限の罠に反応することで、身体は記憶となるのです。このように、身体は常に他の身体を巻き込み、コミュニケートするのです。 今回の『Terremoto』では、私たちにこう問いかけます。 拡張する存在の詩学において、交感の可能性は存在するのだろうか? 身体の力は、言語と記憶を再表明するための起爆剤なのだろうか? パフォーマンス、アクション・アート、ライブ・アートといった生身の身体による芸術的実践のアーカイブは、社会の象徴的・文化的資本を問うことを可能にするのだろうか? 冊子は4ヶ月に一度のペースですがウェブサイトはブログやレビュー、作品画像等かなりの頻度で更新されているので中南米のアートシーンを知るには最適だと思います。 https://terremoto.mx/ https://terremoto.mx/en/edicion/issue-15-cuerpo-polvora/

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